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ふるさと「日本」

seinenbu hatake
~豆腐100万丁支援~

3月11日に発生した東日本大震災後、
すぐに動き出したパラグアイの日本人社会の支援の輪。
母国日本のために何かしたいという熱い思いを受けて、
豆腐100万丁支援がスタートしました。


ふるさと『日本』

パラグアイの人口約630万人。うち日本人は約7000人。

もともとジャングルだった一帯を
移民した日本人農家の皆さんが
ノコギリや鍬で開墾して立派な畑に変えて行きました。
パラグアイは世界第6位の大豆生産国です。
最初に大豆の種を畑に蒔いたのは、日本人でした。
移民した日本人の中には、3歳で岩手県から移住した方もいます。
彼らの望郷の思いは、離れているからこそ私たち以上なのかもしれません。
そんなパラグアイの日系農家さんの、
ふるさと『日本』のために何かしたいという思いが、
パラグアイの大豆を集めて豆腐にして
被災地に届けたら喜ばれるのではないか、
という動きになっていきました。
豆腐は、おにぎりやパンが主な食事の被災地で、
不足しているカルシウム、ミネラル、たんぱく質の貴重な栄養源になります。
この動きにまず同国のイグアス農協日本人大豆生産農家が賛同して
大豆100トンが集められることになりました。

集められた大豆100トンから100万丁のお豆腐を作ることが出来ます。
続いて同国日本人連合会が豆腐を作るための資金1000万円を集める募金活動を開始しました。 パラグアイの各地で募金活動がスタートすると、
かつてない支援機運の盛り上がりに『パラグアイ震災豆腐支援活動』は、
パラグアイの日本人社会を超えて、
パラグアイ国政府も関心を集め各地での募金集会に
大統領、各大臣までもが先頭に立って参加しています。
現地の1000万円は日本円に換算すると1億5千万円に相当するとか。

母国日本への思いと、何もない土地を開墾することから始まった日系移民の皆さんにとって、
ゼロから始まる復興への道のりに、重なる思いもあるのだと思います。

南米との架け橋ギアリンクス

㈱サラダコスモ・ちこり村の社長が社長を務める㈱ギアリンクスは、
岐阜県の食料確保計画に呼応して、
純粋な民間企業ながら、極めて公共性の高い非営利活動組織(NPO)の精神で、
南米を生産拠点とし、
緊急時には全力を傾けて食糧増産および調達を使命として
平成12年12月に設立されました。
平時には南米の日系移民農家の応援を行って来ました。
日本国内では、㈱ギアリンクスが窓口となってこの支援の輪を実現すべく、
豆腐生産者との交渉やパッケージの印刷など準備し、
豆腐生産資金を募り、
出来上がった【心はひとつ】豆腐を被災地へトラックで運びます。

心はひとつ【豆腐100万丁支援】

豆腐生産者の方にも協力いただいて製造工程に工夫をして
長期保存ができるお豆腐が出来上がりました。
賞味期限は15日間。
充填豆腐で人の手に触れることなく真空パックごと熱処理をしているので
長期保存が可能になりました。
また、まだ春浅い被災地でも、パックごとお湯で温めることができるので、
少ない調理器具とお湯で湯豆腐にして食べることができました。

【心はひとつ】豆腐を乗せた第一便のトラックが、
4月14日気仙沼に向けて出発し、100万丁をめざして、往復を繰り返しています。

 

 

【取っけえべえ!15号】


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