南米大陸初上陸 No.1
南米研修レポート
信州第二工場 山口 拓
【参加者】 中田社長、中村、鷲見、大友、山口(計5名)
【訪れた国(訪問順)】 ペルー パラグアイ アルゼンチン ブラジル
その1.ペルー
通貨:ヌエボソル
人口:3038万人
公用語:スペイン語
主な産業:鉱業、水産業
名所:マチュピチュなど
最初の訪問国は、インカ帝国で有名なペルー。
首都リマは近代的な街で、
幹線道路沿いに大きなビルやショッピングセンターが立ち並んでいるが
旧市街は歴史的な建物が多く、観光客が多く訪れていた。
治安があまり良くないのか、いたるところでパトカーが走り、
警察官が町中に立っていて、少し緊張感のある雰囲気であった。
走っている車は日本車、アメリカ車、韓国車が目立っていた。
交通ルールは思ったほど荒れていなかったが、
もしも自分で運転するとなると慣れるのに時間がかかりそうだ。
大きなショッピングセンターに立ち寄ってみたが、
Yシャツ一枚が5000円以上したように記憶しており、
意外にも物価はそこまで安くないようだった。
なお、ペルーの平均的な月収は5万円程度とのこと。
スーパーで売られていたコカ・コーラ1.5Lがセール品でS/4.85=約184円。
通常だとS/5.70=216円なので物価は日本とほぼ変わらないか少し安いくらいだった。
市場調査で訪れたのは、街中にあるスーパーマーケット。
食品は綺麗に陳列され、冷蔵機能付きの棚で食品の温度管理も行っており、
日本のスーパーと比較して遜色ない作りであった。
日本では見慣れない野菜や果物も扱っていた。
野菜売り場は広く取られ野菜のままで売られていたので、
食材を買って自宅で調理する家庭が多いのだと思われる。
もやし入りのカット野菜も扱っていたが、数は多くなかった。
日本では果物で有名なDole社のカット野菜コーナーが設けられていた。
内容からして炒めて使用するというより、
そのままサラダとして使用すると思われるが、
便利なカット野菜の人気は日本だけでなく世界的に受け入れられているのだろう。
(1袋 S/5.99 = 約228円)
野菜売り場の一画でモヤシが売られていた。
日本ではあまり見かけないが、トレーに入れて売られていた。
ひとつ当たりが目測でおよそ500gほど、
売り場の面積はそこまで取られておらず業務用として売っているような感じであった。
胚や殻が着いたままで根の処理もされていなかった。
色は茶色く、我々からすると栽培台車から取り出したままをトレーに入れて販売しています、
というような見た目である。
ペルー国内での消費はそこまで多くないと思われるので、
大規模なプラントで大量生産するというより家内工業的に作っているのだろうか。
(1袋 S/3.49 = 約133円)