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自分の夢と社会的責任に投資

アルゼンチンに農場獲得

サラダコスモ・営業の宮地さんが、一株主としてギアリンクスに出資して、
「ギアリンクス2004年1月ツアー」に参加しました。
自分は、いったい何のために投資しているのか?
自分の夢と社会的責任について考える旅。


2004年1月9日(金)名古屋空港発。
36時間の飛行機の旅で、真冬の日本から真夏のブエノスアイレスに到着しました。
時差も12時間と全く日本の反対に位置します。
アルゼンチンは人口約3600万人。面積は日本の約7.6倍。
石油は豊富。自給自足で食料は余るくらい。資源大国と言ってよいでしょう。
失業率は20%。スリなど治安は悪いそうです。

なぜ、このアルゼンチンのツアーに
作家の
神渡良平先生やテレビ東京の取材の方や政治にかかわる議員の方々が
参加されるのだろう?

アルゼンチンにどんな魅力があるのだろうか?
たった一口ではあるけれど、自分は、何に投資をしたのだろう?
そんなことを考えながらの出発でした。



はじめは、ギアリンクスの構想や思いを現地の農家の人たちに話しても、
誰も信じてくれなかったと言います。
5年間で25回の訪問。
回を重ねるにつれ、だんだん本気さが伝わり、
緊急時の食糧確保に協力してくれるベースができつつあります。

非常時に食料を確保すると言っても大パニックが想定されるので、
最大限効力を発揮するには土地を借りていては、どうなるかわかりません。
そこで、1250hもの広大な土地を購入する決断をしたと聞きました。
私たちが出資した資金がその購入資金となっているわけです。
現在出資者が約350人、ひとり3.5ha(約1万坪)の地主?!です。
日本では100坪の土地に家を建てていれば結構広いでしょう。
ちょっと感動!?しました。
最初に見たバラデーロの600haの広大な土地に
有機栽培(オーガニック)で大豆を栽培し始めていました。
ヒザくらいまで育った大豆畑をみてそんな事を考えていました。

食料確保とは、やはり今後の大きな社会問題になる可能性はあるように思います。
昨年の冷夏での米不作やアメリカのBSE問題、
最近のタイの鳥インフルエンザ輸入禁止など、
いつ何が起こるかわからない時代です。
自分の子供が大きくなる10年や20年後はどんな社会になっているんだろうか?
そんな思いでみると、いち民間企業が出資者を募り、
利益とはほとんど関係のないNPO活動への決意に、私も参加したいと思いました。


1/11(日)にアンデス農場へバスで夜どおし移動しました。
その途中、 道の両脇にホタルの大群を発見しました。
窓からは南十字星と、 ずっと途切れることなくホタルの光が流れ続けました。

農薬や化学肥料を使わない大地がここには、残ってるんだ!と実感しました。
日本では見ることのできない光景でした。


アルゼンチンは戦後世界の五大列強と呼ばれ、
日本からも沢山の移住者が入植した歴史があるそうです。
1950年代このアンデス移住区に40世帯の日本人移民が入植し、
現在残っているのが5世帯です。
それだけ、この地域の環境が厳しかった証です。
年間400~500mmしか雨は降らず、塩害で植物を育てる環境ではなかったようです。
やっと作物がとれそうだと思うと、ヒョウが降って全滅することもあったそうです。
本当に何をつくっていいのか分からない半世紀だったといいます。
今ではブドウを中心にイチゴの苗やたまねぎの種など、
このやせた土地にあった作物を作っているそうです。
チリの港まで約500km、ブエノスアイレスまでは約1000kmと
港までは非常に遠く交通の便はよくありません。

しかし、この土地にもチャンスはあるはずです。
何より手付かずの自然は、多くの可能性をもっています。
オーガニックな大地、アンデス山脈より流れてきた雪解け水が用水として確保できます。
そして、何と言ってもアンデス(山脈)は日本人にとっても、知名度の高い地名です。
このツアーの参加者からも、日本向けにこの地を応援する商品をつくることからはじめられないか?
というアイデアが出てきました。


困難は大きいですが、いままで上手く活用できなかった土地が、
私たちギアリンクスの力で少しでもプラスの方向に向かう事ができれば、
これほど嬉しい事はありません。

これから「会社・企業」が向う方向には、夢と社会的責任がなくては、存続して行けないと思います。

株式投資の世界でも、SRI(社会的責任投資)が注目されているようです。
欧米では、消費者が、株取引をとおして社会貢献度の高い会社を応援し、
社会的責任を問われる会社には、変革を求めるというところまで来ているようです。


(株)ギアリンクスでは、夢と社会的責任に直接投資して行きたいと思います。
サラダコスモは、ギアリンクスの活動を応援しています。

 

・・・・追伸  エコノミー症候群にご用心

帰りのブエノスアイレスから12時間の飛行機の旅でニューヨークに着いた時、
足首がはれてしまい歩けませんでした。
どうやら、エコノミー症候群らしき症状でした。
血栓のかけらが流れて心臓や頭に詰まると大変なことになってしまうところでした。
機内でのアルコールと同じ体勢で
12時間一度もトイレに行くことなく座っていた事が原因のようです。
あまりのおいしさと値段の安さに
アルゼンチンでステーキなどの肉料理を食べすぎた事も原因か!?
と反省しながら、
参加者の方には大変ご迷惑をおかけした事をこの場をかりてお詫び申し上げます。

やはり、飛行機に長時間(5時間以上)乗る時は、
アルコール以外の水分の摂取と、足や体の体操が大事です。・・・・(反省)


2004-03-09 | Posted in グローバルチャレンジNo Comments » 

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