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「一斎先生こんにちは」Vol.2「佐藤一斎學びのひろば」がオープン

佐藤一斎を多彩に〝知る〟〝見る〟〝聞く〟〝学ぶ〟

恵那市岩村町の重要伝統的建造物群保存地区に程近く、「佐藤一斎學(まな)びのひろば」が10月19日に開館しました。一斎について、知って学べる全国初の施設です。

一斎(1772~1859年)について、少し復習してみましょう。

岩村藩(岩村町)の家老の家に生まれ、34歳で朱子学の宗家「林家」(林羅山の家系)の塾長となり、多くの門弟を育てました。代表作「言志四録」に1133条の教えを残し、江戸幕府の最高学府「昌平坂学問所」で総長を務め、その教えは西郷隆盛、坂本龍馬、吉田松陰、勝海舟ら新しい日本を築いた人たちに受け継がれました。一斎は「日米和親条約」の際、外交文書作成にも尽力しました。

「學びのひろば」は、旧岩村振興事務所1階に市が整備しました。入場すると、「言志四録の小径」があります。最初に掲示された一斎の言葉は「真の己れを以(もっ)て仮の己れに克(か)つは、天理なり」。「本来のあなたは、とても素敵ですばらしいんです」と、わかりやすい口語訳が添えられています。小径には一斎の名言が並びます。そして、一斎直筆の屏風や掛け軸、儒教の経典「四書五経」の展示。落ち着く空間です。

面白いのは「対話式コトバ診断」のコーナーです。あなたへ一斎先生から質問があり、その答えによって、今のあなたにふさわしい言志四録の言葉が伝えられます。あなたの新しい気づきになるかもしれません。いろいろな一斎の言葉が降り注ぎ、一斎の考え方が体感できるミニシアターもあります。

【水曜休館、観覧料500円(18歳以下無料、団体割引あり)】

 

「學びのひろば」の入り口

「言志四録」の小径

一斎直筆の屏風など

「対話式コトバ診断」のコーナー

一斎を体感できるシアター


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