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ちこり村の伝承人

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サラダコスモちこり村 田村侑子さん

入社2年目。
1年間中津川市のサラダ農園で栽培や出荷をはじめ
お客様との窓口業務などの農園での仕事を一通り経験した後、
この春ちこり村へ移動。副支配人見習い中。

龍馬さんと!?

京都市伏見区で生まれた田村さん。
近所におばあちゃんの家があり、よく遊びに行っていたそうです。
ひいおばあちゃんの知り合いが、
「坂本龍馬の寺田屋遭難」で有名な伏見の寺田屋の主人で、
坂本龍馬に会ったことがあったり、
田村さんのお母さんは、以前その寺田屋で働いていたことがあるんだとか。
昔、伏見は伏水だったと言われる通り、
水が豊かできれいで、月桂冠を始め多くの酒蔵がある水のまち
―そんな環境で育った田村さんです。

環境にやさしい持続可能な食の促進

日本の大学を終了した後、
ドイツのフライブルク大学の大学院へ留学し
学んだ社会学の一環で、
その後南米アルゼンチンとインドでの生活を経験した田村さんが一番感じたことは、
「日本の食に対する意識の低さ」だったそうです。

ヨーロッパでは、オーガニック食品に対する人々の関心がとても高く、
商品の質へのこだわり、
その普及率の高さに驚かされたそうです。
日本もそうなって欲しい。
もっと自分で食べるものを自分で作ることや、
環境にも体にも安心な食のこと―本当に良い食品を作る喜びを感じたい。
そんな思いを胸に帰国し、出会ったのがサラダコスモでした。

素敵な農園ライフ。

そして配属された中津川サラダ農園で社会人としての第一歩がスタート。
サラダ農園では、カイワレ大根などのスプラウト野菜を
農薬や化学肥料などは一切使わず、
ミネラル豊富な恵那峡の温泉水とモンゴルの天日塩で栽培しています。

「自分で嫌なものは売れない性格なので、
罪悪感なく本当に買って欲しいものを育てているということが、
仕事をしていて、とても気持ちが良かったです」と語る田村さんです。
また、農園で一緒に働いていたおじいちゃん家で蕎麦打ちの体験をしたことや
地元のおばさんたちが持ち寄る家庭の味に触れることが出来き、楽しい毎日でした。

そして、ちこり村へ

水耕栽培では可能でも、いざ土の畑で農作物を育てようと思うと、
オーガニックでの栽培がそんなに簡単ではない日本の風土です。
そんなジレンマと戦うかのように、現在田村さんは、ちこり村の休耕地の一角で
農薬や肥料を使わずにトマトやピーマン、黒大豆、落花生などを育てています。
今は、ほとんど草むらですが・・・

ピーマン

ピーマン

黒大豆

黒大豆

落花生

落花生

「手を挙げたら何でもできる」そんな社風に惹かれて入社を決意した田村さん
この秋「はい!」と彼女が手を挙げたのは、ちこり村で地元の食の伝承をしたい!

栗きんとんをはじめ五平餅など中津川の名産と言われるものは、
お店で売っているだけでなく、昔から地元の家庭で作り継がれているものです。
その味を、地元ならではの良さを伝えて行きたい
―歴史のまち京都で生まれ育った田村さんが、
この秋、ちこり村で中津川の食の伝承人になります。

 

【取っけえべえ!20号】


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