【健康キーワード】ビタミンC
ビタミンCは、美肌効果や免疫力アップなど、
一般的に効能が知られているビタミンの一つです。
それは、
抗酸化力が非常強いため
皮膚や血管、粘膜などの老化を防ぎ
免疫力が高まり、風邪をひきにくくする働きを持っているからです。
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ビタミンCには鉄を吸収されやすい形に変化させる働きがあります。
そのため鉄とビタミンCを一緒にとることで貧血予防に役立ちます。
ビタミンCには水に溶けやすい特徴があります。
熱や空気、アルカリなどで破壊されやすい性質もあります。
そのため、洗う、切る、加熱するなど調理の過程で減少してしまう恐れがあります。
調理方法としては、生野菜(サラダ)や煮汁ごと食べられるスープにすると
ビタミンCを効率よく摂取できます。
また、ジャガイモやサツマイモなどに含まれるビタミンCは
でんぷんによって守られているため調理による損失が少ないと言われています。
ビタミンCが不足すると
疲れやすくなる
免疫力が低下し、風邪や感染症にかかりやすくなる。
悪化すると歯茎や皮下から出血する壊血病にかかる。
肌のハリが失われる。
貧血になりやすくなる。
★喫煙者はタバコを吸うことによって発生する活性酸素を抑制するために
ビタミンCが消費されてしまいます。
ヘビースモーカーはタバコを吸わない人の2倍のビタミンCの摂取が必要です。
( )の数値は、100g中のビタミンC含有量。
単位はmg/100g
ロースハム(50)、ロースベーコン(50)、ボンレスハム(49)
めんたいこ(76g)
赤ピーマン(170)、パセリ(120)、芽キャベツ(110)、
ゴーヤ(76)、ピーマン(76)、モロヘイヤ(65)
煎茶の茶葉(260g)、焼きのり(210)、ゆず果皮(150)
アセロラジュース(120)、レモン全果(100)、フライドポテト(40)
※緑色数字は外部データ
ビタミンCは若い年代ほど不足しがちです。
18世紀の大航海時代には
船の乗組員の命を奪う病気として壊血病が大変恐れられていました。
しかもその原因も予防法も分かっていませんでした。
ところがたまたま航海途中で手に入れたオレンジを摂取したところ
壊血病の症状が快復することがわかり
船員にレモンなどの柑橘類を多く摂らせることで
壊血病を防げるようになりました。
その後1919年
イギリスのドラモンドがオレンジ果汁の中に
「抗壊血病因子」があることが発見され
『ビタミンC』と命名されました。
★ビタミンCを体内で合成できないのは、
人間、サルなどに限定されています。
多くの動物は体内でビタミンCを作りだす仕組みを持っています。
★ビタミンCが持つ抗酸化力は、
同じく抗酸化力を持つビタミンEを再生する働きがあります。
ビタミンEと一緒に摂ると更に相乗効果が期待されます。