原センター長と行く 養老生産センター工場見学 エコフィードシステム編
原センター長と行く
養老生産センター工場見学
エコフィードシステム編
養老生産センター
原 勝美センター長
冒険心が抑えきれず、
当時英語がまったく話せなかったにも関わらず、
設立されたばかりのサラダコスモの関連会社
SALADCOSMO USA CO.勤務に
自ら手を挙げて渡米した経験を持つ。
そのチャレンジ精神はまさにちっこりちこ蔵。
◆養老生産センター
岐阜県西濃に位置し
海抜0mから標高859mの養老山を擁する
養老町に2020年12月始動。
現在、サラダコスモ最新で最大の
もやし・カット野菜の生産プラントです。
他の生産施設に先駆け、
幾つかの新しい試みを行っています。
◆エコフィードシステム
まず何かを生産しようと思ったら、
出荷されずに残った残渣をどうするかが
実はとても重要です。
後始末を考えずには何事も始められません。
過去には、ゴミとして廃棄・焼却処分されていましたが
環境に良くない事にコストを掛ける事への疑問や、
最近では、堆肥化なども試みていましたが、
更に有効利用できないかと、
たどり着いたのが「エコフィードシステム」でした。
簡単に言うと
「スクリュープレス脱水機」にかけて水分を抜いた残渣を
酪農家に運び飼料として牛に食べてもうらシステムです。
食品残渣問題が解決でき、
環境に負荷をかけることもない。
そんなうまい話が本当にあるのだろうかと、
実際にこのシステムを採用している企業を見学し、
オペレーションしている方に、
匂いなど疑問に思っていることを
直接聞いてもみましたが、
良くない話はありませんでした。
自分の目で直接確認するのは大事だと実感しました。
◆循環するもやしの栄養!
養老生産センターで生産している野菜には、
「緑豆もやし」を例にとってみると
ビタミンC、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB2、
マグネシウム、カリウム、GABA、タンパク質、
アスパラギン酸、葉酸、カルシウムの栄養素が含まれています。
残念ながら私たちの口に入ることなく、
ゴミとして処理されていた残渣が、
エコフィードシステムによって
飼料として牛の生命に活かされることになりました。
◆ほんとうの循環型社会
【Win・Win・Win】
生産者にとって残渣問題をストレスなく解決でき
植物性残渣ゼロを実現することが出来ました【Win】
受け入れる酪農家さんにとっても
昨今の世情などから輸入飼料の値上がりも懸念される中、
国内で安定的に飼料の供給を得る事ができる【Win】
最終的にその飼料を食べる牛にとっても
脱水されギュッと栄養素が濃縮された飼料を
体に取り入れることができて【Win】
誰か一人が得をするわけでもなく、
誰か一人が我慢をするわけでもなく、
環境に負荷をかけない。
Win・Win・Winがほんとうの循環型社会なのではないかと思います。
更に残ったしぼり汁(リキッド)の活用法も模索中です。
そもそも
ちっこりちこ蔵3つの挑戦!
Rその先
とは
社会的ミッションを果たすため
‘挑戦’ という名の冒険を続ける、ちっこりちこ蔵。
その後のちこ蔵の挑戦の模様をお伝えします。
挑戦し続ける皆さんがちこ蔵です!
あきらめない皆さんがいる限り、
ちこ蔵の冒険は続きます。