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「一斎先生こんにちは」Vol.7 いわむら城下町のひなまつり

古い町並みに様々なひな人形  江戸の「享保びな」や素朴な土びなも
佐藤一斎のふるさと岩村町で4月3日まで

「いわむら城下町のひなまつり」が4月3日まで開かれています。恵那市岩村町の本通り(重要伝統的建造物群保存地区)の家々では、様々なひな飾りが直接、あるいは窓越しに無料で見られます。寒冷地の岩村はひな祭りを1カ月遅く祝い、それを前にした恒例の催しです。

旧・岩村藩の一斎先生を生んだ、さすが「歴史と教養の町」です。ひな人形も、江戸時代のものが伝わっています。例えば、かつて材木や米を扱い、藩の財政も支えたという勝川家。江戸後期建築の母屋には「享保びな」が飾られています。一対のお内裏(だいり)さま。実に品のよい雰囲気を醸しています。

「土佐屋」の屋号で染め物業を営み、明治以後は金融も担った河合家。こちらには段飾りがいくつも置かれています。圧巻は、太い梁(はり)が渡された吹き抜けの居間の堂々たる「御殿飾り」。「昭和」の戦後復興期のものだそうです。奥の土蔵には、色鮮やかなひなの掛け軸も並んでいます。

本通りをめぐると、それぞれの家に伝わるひな人形が華やかに、また素朴に。庶民に愛された「土びな」や、「ドラえもん」などをかたどった小学生の手作りびなも見られます。女子の幸せを祈るひな人形。岩村では男子が生まれても、おひなさまを飾ったとか。

佐藤一斎は、子育てのポイントを「厳にして慈(厳而慈)」と説きました。家々のひな人形からも、そんな心が伝わってきます。

 

江戸時代の「享保びな」=勝川家

堂々たる御殿飾り=土佐屋

太い梁(はり)の居間に御殿飾りが鎮座

2階からも「こんには」=土佐屋

色鮮やかな土びな=一般民家


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