「一斎先生こんにちは」Vol.8 いわむら岩邑小学校校門
岩村藩の藩校「知新館」の門を模す 中に孔子画像と一斎の墨書板展示
児童の登下校見守る
佐藤一斎の古里、恵那市岩村町にある市立岩邑(むら)小学校の校門をご覧になったことはありますか。実に重厚です。旧・岩村藩の藩校「知新館」の門を模しています。
知新館は江戸中期・元禄年間の1702年開校。美濃の国では初めて、全国的にも早くにできた藩校で、藩士の子弟に人の道を説く朱子学を中心に、武芸や兵法などを教えました。「知新」は、孔子が著した「論語」の中の「温故知新」から取られています。
岩邑小には、約30年前の校舎建て替えの際に、新しい正門として建てられました。武家の長屋門のような形で、校名が墨書された木製の看板が掛かっています。門の中にガラス張りの展示スペースがあり、孔子の画像と、生涯学ぶことの大切さを説いた一斎の言「少にして学べば則ち壮にして為すこと有り……」(「三学戒」の教え)の墨書板が収められています。
子どもたちはここをくぐって登下校しています。「一斎さんの思いを今につなぐシンボル。『元気に賢く育ってほしい』という、町民のみなさんの願いもこもった校門です」と梶谷明広校長は話します。
なお、藩校当時、儒官(教授)がこうべを垂れてくぐったという実物の門は、町内の藩主邸跡に現存し、県の「史跡」に指定されています。

石段の上に立つ岩邑小学校の校門
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「なかつがわ今昔物語」Vol.12 映画「青い山脈」③
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