南カリフォルニアのスーパーマーケット ⑤
南カリフォルニアのスーパーマーケット ⑤
2020年の東京オリンピック開催に向けて化学肥料や農薬を使わない
オーガニック(有機栽培)の農産物に注目が集まっています。
2012年ロンドンオリンピックそして2016年のリオ・オリンピックでも選手村の食のガイドラインは
オーガニックでした。
世界基準となるオーガニックの市場の今を知るために
アメリカ・カリフォルニアに流通視察に行って来ました。
◆⑤南カリフォルニアのスーパーマーケット
この日は11月23日。明日にThanksgivingdayを控えて
この後、帰りのフリーウェイが大渋滞。
4、5車線ある広いフリーウェイが一斉に動きがとまり
1時間で戻れるところが5時間かかってしまいました。
車社会アメリカは渋滞の規模も大きかったです。
ですが、車を少し走らせれば
カリフォルニアでは、
オーガニック商品を求める人々にとっては
手に入りやすい環境があります。
またどのスーパーマーケットも、
例えば、
「ホールフーズマーケット」は、
雇用主と従業員の間の格差が少なく
「社員が一番働きたい店」と言われていたり、
「スプラウツ・ファーマーズ・マーケット」は、
「朝市のようなスーパーマーケット」をコンセプトに
新鮮で健康な野菜を届けるという姿勢だったり
「トレーダージョーズ」は、
トレーダージョーズでしかできない品ぞろえとオリジナル商品を
お得な価格で届け
スーパーマーケットの枠を越えたファンを得ていたりと
それぞれに特徴があり、こだわりがあり
理念を持ったスーパーマーケットが
オーガニック商品を選んで品揃えしている印象を受けました。
また、ファーマーズマーケットの熱気からも
安全な食への関心の高い人々が
一定以上存在していることが感じられました。
日本ではオーガニックの食材を揃えるのは
中々大変です。
アメリカでもオーガニックの商品が全員の元に
届いているわけではありません。
むしろまだまだ一部の人たちです。
アメリカ合衆国の食品マーケット60兆円の中で
オーガニックの占める割合は4兆円で7%です。
これが多いか少ないかと言われたら
日本に比べたら格段に多いのです。
日本は、0.2%にも満たない数字になります。
日本は、湿度が高く、農地面積も狭い環境で
オーガニックの生産は
厳しい現状がありますが
「良いものは良い」という自分の信念に正直に
より多くの人々にオーガニックの商品が届けられるようにするには
どうしたら良いのかと改めて思いました。
まだまだ届いていないのなら届けたい。
日本でも
アスリートなどの健康や食に関心の高い人々の間では
オーガニックの食品への意識が高まっていますが
‘オーガニック’を一部の特定の人々のものにするのではなく
もっと多くの人々の日常生活に
その理念も含めて
根付いていって欲しいと考える良い機会となりました。
今までの南カリフォルニアのスーパーマーケットはこちら↓ ↓ ↓
◆④サンタモニカファーマーズマーケット Arizona Avenue
http://www.saladcosmo.co.jp/blog/?p=4754
◆③トレーダージョーズ TRADER JOE’S
http://www.saladcosmo.co.jp/blog/?p=4732
◆②スプラウツ・ファーマーズ・マーケット SPROUTS FARMERS MARKET
http://www.saladcosmo.co.jp/blog/?p=4710
◆①ホールフーズマーケット WHOLE FOODS MARKET
http://www.saladcosmo.co.jp/blog/?p=4673
【南カリフォルニアのスーパーマーケット】