所変われば水変わる「真夏のブエノスアイレス から 真冬のアムステルダムへ」
所変われば水変わる
真夏のブエノスアイレス から 真冬のアムステルダムへ
2019年1月15日より25日までの11日間、
社長以下営業部3名生産部8名プラス1名、
我こそは!と手を挙げた総勢13名で
アルゼンチン・ブエノスアイレスとオランダ・アムステルダムへ研修旅行。
地球の裏側南米アルゼンチンは真夏、
対してオランダは日本と同じく真冬と言う気温差20℃以上の旅です。
そこから見えてきたものは・・・・?
◆真夏のブエノスアイレスへ
香港を経由し、ローマでトランジット。
空港で目に飛び込んで来たのが熊本本店のラーメン店「味千」さんでした。
こんなところで日本文化が人気と驚きとともに
ブエノスアイレスへ向かいました。
◆アサード・スローライフ
ブエノスアイレス到着後一路※「南米便り」でお馴染の
度会さん達が待つ農場へ。
到着すると、さっそく南米式歓迎会「アサード」の開始です。
アサードとは、南米で家族や友人、親戚を招いた時に行うもので、
羊丸々1頭を燻し焼きします。焼き上がるのに半日位かかり、
夕方5時位に焼き始めたとして焼き上がるのは、夜9時過ぎです。
その間、涎を垂らしつつ匂いを肴にグラスを傾けて、
ただただ待つのです。
日本とは時間の流れ方がまったく違うのを感じました。
そして焼き上がった姿がなんとも食の醍じさせるのです。
◆真冬のアムステルダムへ
突然の雪景色。間逆の世界へ。
ブエノスアイレスでは、自動車移動が基本でしたが、
アムステルダムでは、※メトロで移動です。
H社と言うカット野菜工場を訪問しました。
オランダではカット野菜の種類がとても豊富です。
一番驚いたのは、法律で禁じられているため殺菌工程が無かったことです。
その上パプリカをそのままスライサーに投入し、
カットして種ごと洗い流しているため
ライン工程がとても簡略化されていて実に効率的。
(日本では半分に切って種を取ってからスライサーに投入します)
すべての工程をたった2名で行っていました。
働いている人々にも余裕が感じられるのです。
聞くところによるとオランダの平均時給は25ユーロ(約3,125円)だそうです。
ここ20年で欧米諸国の給与は2倍になっているのに対して
先進国の中で日本だけが横ばい、
もしくは減給と言うニュースを思い出しました。
そして、物価は、カットキャベツが300gで0.9ユーロ(約124円)ワンコインという感覚です。
こう言った現状と効率化されたカット野菜工場の現場の様子は
無関係では無いだろうなと感じました。
また、アムステルダムでは、
日本では当たり前のエレベーターの「閉める」ボタンがありませんでした。
またあったとしても誰も使用しないそうです。
乗る人がいないとすぐドアを閉める日本人は相当にせっかちに映るようです。
◆所変われば水変わる
気温の変化も大きかったですが、常識の変化も大きかったこの旅。
オランダの野菜はとても安いですが、
その反面、日本では農家さんの手間のかかったとても贅沢な野菜を、
毎日食べている事も再確認しました。
海外に通じる日本のやり方や文化もある。
変えた方が良い習慣もある。
国柄、人柄の違いが仕事の仕方、商品(製品)の違いに現れることを目の当たりにして、
今後のグローバル世界に対応できる感覚をいつも意識したいと思う旅となりました。
※「南米便り」・・・サラダコスモ公式ブログ「グローバルチャレンジ」で
掲載中の南米滞在中の度会さんの日記。
※メトロ・・・オランダの首都アムステルダムとその郊外を走る鉄道。
中央駅からアムステル駅の間は地下線、以外は高架または地平を走る。