野菜に夢中!サラダコスモ:簡単便利なカット野菜とモヤシやスプラウト野菜の生産者「サラダコスモ」はロハス(LOHAS)の会社です

超オーガニックで行く ~新しい有機JAS制度スタート~

社長の気持ち特別編

超オーガニックで行く

~新しい有機JAS制度スタート~

㈱サラダコスモ

代表取締役社長 中田 智洋

無添加・無農薬のもやし・スプラウト(新芽野菜)作りにこだわり続ける。


漂白しないもやし

もやしを漂白すると色が白くなるばかりか、

漂白剤の効果により日持ちもよくなる。

もやしを漂白するのが当たり前だった1973年当時。

でも、もやしを漂白するのは健康に良いわけがない。

そこで漂白はしない、無漂白・無添加で健康的に良いもやしだけを

作っていこうと決心しました。

しかし、無漂白・無添加のもやしは傷みやすく、

すぐ黄ばんでしまう。

それを理由に店舗に置いてもらえず、

同業者からは「足をひっぱるな」と言われたことも。

もちろん漂白剤が良くないことは皆わかっていました。

でも見て見ぬ振りをしていたのです。

同業者をかばっても誰も幸せにはなりません。

本当に良いものを作るだけだ

「オーガニックで行く」と、もうこの時決めていました。

地平線まで続く、

オーガニックの道

四面楚歌で挑む無漂白・無添加のもやし作りに差しのべられた手がありました。

噂を聞きつけた名古屋勤労市民生協の担当者から

「こんなもやしを待っていた」と。

こうして生協を皮切りに無漂白・無添加のもやしが評価されるようになり、

今ではほとんどのもやし屋が漂白しないもやしをつくるようになっています。

 その後、私たちが目指したのは種からオーガニック。

限られた土地では、連作などの問題があり、

オーガニックを可能にするには広大な土地が必要です。

そこで、中国北部の内モンゴル自治区に広大な農地を確保しました。

地平線まで続くその土地は3000ha。

国土が狭く、湿度の高い日本では、害虫や植物の病気も多く、

オーガニックでの育成はとても困難なものですが、

内モンゴル自治区の乾燥した高原地帯で、

厳しい寒さという気候風土が、とてもオーガニックに適しているのです。

1999年有機栽培(オーガニック)種子を使用した緑豆もやしを開発。

内モンゴル自治区の畑でオーガニックの種の育成に成功し、

アメリカのオーガニック認証団体QAIの認証も得ることができましたが、

この時まだ日本にはオーガニックの明確な規定はありませんでした。

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超オーガニックで行く

~日本の有機JAS制度スタート~

欧米に遅れること10年以上、

2001年日本でも農林水産省の有機食品等の検査認証制度

「有機JAS制度」がスタートしました。

「有機JAS制度」では、

JAS認定の農薬・肥料・資材を使用していない

畑や水田で栽培された作物がオーガニックである。

つまり認定された農薬や薬剤は使用可能なのですが、

私たちが考えるオーガニックは、

いっさいの農薬・薬剤を使わない作物のこと。

目指したのは、超オーガニックです。

とはいえこの時まだ、もやしやスプラウトなどの水耕栽培は

オーガニックの規格外で、

公にオーガニックと認められる基準がなかったのですが、

私たちは、超オーガニックのもやし・スプラウトの開発を

あきらめることはありませんでした。

2016年1月2日満を持して新しい有機JAS制度が告示され、

いよいよスプラウトなどの水耕栽培も有機JAS認定されることが決定しています。

今まさにサラダコスモのオーガニックが再び試される時が来たと思っています。

★サラダコスモ オーガニック検索結果はこちら

【取っけえべえ!34号】【オーガニックもやし】

 


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